スロークッカーはお金を掛けずにほったらかし料理ができる庶民の味方
スロークッカーをリサイクルショップで安く手に入れて以来、頻繁に使っています。我が家にあるのはタイマーなしなのでスイッチオンにしたら永遠に料理を続けるというなんともアナログな代物で、つまみで調節できるのはoff、低温、高温のみです。
スロークッカーとは低温で長時間調理するための調理道具で、オーブンの端っこでコトコト煮込む習慣のあるイギリスやアメリカでは結構普及しています。料理に自信が無くても、肉や野菜などの具材を切って調味料を入れ、放り込んでおけば数時間後にできあがります。
スロークッカーの利点は
①安い
②ほったらかしにできる(吹きこぼれない)
③構造が単純、故に
->料理に不慣れな人や機械音痴でも使える
->中古品でもトラブルが少ない
->故障しにくい、部品がない(蓋と本体、なべのみ)
->洗うのが楽
->操作ミスがほぼない
④実は焼き芋やパンもできる
この4点でしょうか。
弱点は
①時間がかかる
②タイマーがない場合は止める時間に注意
③煮込むとまずくなるものには向かない
④家中が数時間料理の匂いに包まれる
ですかね。
イギリスは、朝スロークッカーをセットして仕事に出るなど、共働き家庭でもよく使われています。
ちなみに最近私がはまっているのは、パン焼き。
正確に言うと、パンを焼くというよりは、「イーストの二次発酵と熱で膨らませて蒸すという工程がほったらかしでできる」という表現の方が正確かもです。底に焦げ目がついた蒸しパンができあがるので、上の部分に焦げ目を付けてこんがりさせたい人は、オーブントースターやオーブンで最後にちょこっと焼きましょう。
私は「こねないパン」のレシピでパンの生地を作るので、材料をまぜて常温で1時間ほど一次発酵させ、冷蔵庫に一晩放置するだけ。翌日以降に生地を取り出して整形して、上に切り込みを入れて、写真のようにスロークッカーに入れて1~2時間ほど放置するだけです。
ホームベーカリーの機械と比べても、真夏の過発酵などによるトラブルも少なく、手間もほぼ変わらないので気に入っています。
なお、スロークッカー買う際の注意点ですが、
①容量
②保温機能の有無
②タイマーの有無
を確認しましょう(我が家のスロークッカーには②と③はない)。
また、中古で買う場合は、
③鍋の部分が別になっているかどうか
に注意しましょう。
今のスロークッカーは鍋の部分が取り出せますが、大昔(昭和)のスロークッカーは鍋と通電する部分が一体になっているものがたまにあります。見た目はレトロでかわいいですが、洗うのが面倒かもしれないので、メルカリなどで買う場合は、確認することをお勧めします。