主婦ときどき翻訳者、そしていつでもネコ様のしもべ..

主婦で英日翻訳者、保護猫3匹の母が、トカイナカでの暮らしを綴ります

英会話ができるようになりたい方は、「割り切り」と「開き直り」でまずは楽しんでみては?

英語を話せるようになりたい、という方は今でもたくさんいらっしゃると思います。仕事で必要ならともかく、なんとなくやっておかねば、みたいな気持ちの人も多いのではないでしょうか。

 

今や世界の片隅で翻訳者をしている私ですが、10数年前に仕事の傍ら勉強を始めたときには、アジアとかアフリカの人とか、ネイティブじゃない人と最低限会話できたら楽しいだろうな~くらいの軽い気持ちでした。だって、世界の国々と話したいからっていちいち現地の言葉覚えられないですもの。

ただ、自分の場合は元々オタク気質なこともあり、勉強しているうちに「オタクスイッチ」が入って英語漬けの日々になり、今や職業となってしまった訳ですが、多くの人が自分が費やしただけの時間とお金を英会話に投じる必要があるのか、また、英会話ペラペラレベルが必要とされているのか、というと、そうじゃないよな、って思うのです。

ましてや今はAIが賢くなり、スマホや翻訳機で大抵のことはなんとかなる時代(おかげで翻訳者が0から翻訳する案件は激減しております..トホホ)ですから、ハイレベルな英会話の能力は、もしかしたら「乗馬」(できれば楽しいけど、車があるから乗馬できなくても移動には困らない)みたいな扱いになるかも、と考えたりもします。

そこでこんな風にマインドを設定して楽しんでみてはという提案です。

①英語ネイティブでない人との意思疎通を目標にする

「ネイティブに囲まれてペラペラしゃべる」を目標にすると、イディオムや難しい文法・単語に目が行きますが、追及しだすとキリがありません。ですから、まずはアジアやアフリカ、南アメリカの人とか、とにかく英語ネイティブでない人と一緒に趣味(料理など)を楽しむ♪、くらいのイメージでいってみてはいかがでしょう。

②旅行で必要な表現でよいと「割り切り」「開き直る」

どうせ外国語なのだから完璧に話せなくて当たり前です。日本人にとって英語は発音も聞き取りも難しいです。どうしても英語でなくてはいけないということでなければ、英語の前に、マレー語(インドネシア語)とか、スペイン語など日本人が聞き取りやすい外国語で、まずは「外国語を話す」という経験を先にしてしまうというのも実はアリではないかと思っています。ただし、英語の方が使う機会は多いと思いますので、難しいところですけどね。

③「流暢に話せるか」よりその人の面白さ(話の内容)の方が重要

英語をペラペラ話すだけで「すげー」かどうかは、実は分かりませんよね。「日本語の勉強に10年間のすべてを費やした真面目一辺倒な人」と「日本語はたどたどしいが、多趣味でいろんな人と話が合わせられる楽しい人」のどちらと話したいかな、ってことです(^^)。

④ハイレベルな野望(TOEICや英検、ビジネス英語など)は①-③が満たされてから考えても遅くない

 

私自身まだまだ勉強中ですし、皆さんすべてに当てはまるかどうかは分かりませんが、このブログを読んで「ナルホド」って思って気が楽になる方がどこかにいらっしゃれば嬉しいです。

みなさんが英語(外国語)を通して新しい世界を体験できますように祈っています!