主婦ときどき翻訳者、そしていつでもネコ様のしもべ..

主婦で英日翻訳者、保護猫3匹の母が、トカイナカでの暮らしを綴ります

日よけ、おやつ、そして猫様の娯楽を兼ねた生命力抜群の木イチゴ~『モミジイチゴ』

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このオレンジの実がなる木イチゴとの出会いはかれこれ十数年前。直売所で「木イチゴ」と書いてある一本の苗が売れ残りで安売りしていたので買って植えたのが始まりです。引っ越した先にも移植したところ無事に根がついて、今や我が家の庭のあちこちが木イチゴのミニジャングル状態になっています。

 

増え方はというと、元の木イチゴの木から数センチ離れたところから新しい苗木がニョキニョキ勝手に生えてきます。剪定しないと横に広がっていく上に、我が家の庭は日当たりがめちゃくちゃいいので、数年でジャングル状態に。冬は落葉するため、私は自分の仕事部屋の窓際に植えて、夏の「緑のカーテン」代わりにしています。5月にして既に部屋が薄暗いのがちょっと残念ですが(^^;)、真夏には大変重宝するので、切らないでおいています。

 

5月末頃になると写真のようなオレンジの実がつき、私は庭に出る度におやつがわりに頬張っています。窓際にヒヨドリなどが食べに来ると猫が見て大興奮するので1石4鳥(鑑賞用+日よけ+おやつ+猫の娯楽)です。我が家のようにデカくなりすぎるとちょっと邪魔ですが、たまに枝を切るくらいで手入れはほぼ不要なので、怠け者の私にはありがたいです。

 

この木イチゴは、葉の先がモミジのように割れているのでモミジイチゴというのだそうです。バラ科ですが、モミジイチゴにはトゲがありません。

 

品種改良されていない山野草ということもあり、実はあっさりした甘い味。酸味はほとんどありません。ジャムとして食べるには一工夫必要で、普通に煮込むとプツプツの部分がモサモサな食感になっていまいちなので、マメな方はザルで漉して果汁の部分だけをジャムにされるそうです。私は面倒くさがりなので、今のところ季節限定のおやつとして楽しんでいます。

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